失業保険受給中に再就職した場合、早めにハローワークに報告することで再就職手当を受け取ることができます。
再就職手当は早期の再就職を、促進するための制度です。早めに就職することで受け取りができる臨時ボーナスのような感じです。
この記事では意外と知られていない再就職手当について、詳しく説明しています。
ぜひ最後まで、読み進めてください。
再就職手当とは?

再就職手当とは、失業保険の受給資格を満たしている人が、失業認定の決定を受けた後に早期に再就職先が決まった場合(または事業を開始した場合)にもらえる手当です。
失業期間が長くなると、再就職が難しくなる傾向があります。そのため、再就職手当を支給することで、早期の再就職を促し、失業者の生活の安定と雇用の促進を図ることを目的としています。
再就職にあたり、家賃や生活費などの準備資金が必要となる場合もあります。再就職手当は、そうした準備資金として活用することができます。
支給額は早期に再就職するほど、高くなる
再就職手当は、早期の再就職を促すことを目的としています。そのため、再就職までの期間が短いほど、もらえる金額が多くなります。
再就職手当の支給額は、就職した時点での基本手当の支給残日数によって決まります。
支給残日数が所定給付日数の3分の2以上ある場合は、支給残日数の70%が基本手当日額に乗じて支給されます。
支給残日数が所定給付日数の3分の1以上ある場合なら、支給残日数の60%が基本手当日額に乗じて支給されます。
再就職手当の計算
例えば、基本手当日額が5,000円で、所定給付日数が180日、50日経過後に就職した場合、再就職手当は455,000円が支給されることになります。
再就職手当の計算式:5,000円×(180日-50日)×70% = 455,000円
所定給付日数の残りの130日分をすべて受け取った場合は、650,000円になるので失業保険として受け取る金額が少なくなってしまうのですが、就職をするので給料が入ってきます。
早期に再就職することで失業保険の受給期間中よりも、トータルの収入を増やすことができます。
失業保険の受給期間中は、基本手当の支給を受けることができます。しかし、基本手当は生活費としての部分が多く、自由に使える訳ではありません。
再就職した場合は、失業保険と給料の両方を受けることができます。失業保険は給料の補填として活用し、自由に使えるお金は貯蓄や趣味などに充てることができます。
再就職手当は、いつ支給されますか?
再就職手当は申請をしてから、ハローワークで審査を行った上で支給の可否を判断するため、申請後支給までには少し時間がかかります。
再就職手当は再就職が決まってハローワークに報告してから、約1ヶ月後。再就職手当支給決定通知書が届いてから、約1週間後に振り込まれます。
再就職手当は、再就職を成功させるための支援制度です。再就職先が決まったら、早めにハローワークに報告して、支給手続きを行いましょう。
再就職手当の支給要件
再就職手当の支給を受けるには、次の要件を満たす必要があります。
- 失業認定の受け取り
- 離職した前の事業主に再び就職していないこと
- 就職日の前日までの失業の認定を受けた上で、基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あることさらに、就業促進定着手当も!
再就職手当の支給は、ハローワークに申請することで受けられます。
さらに、就業促進定着手当も受け取れる
再就職して給料が下がってしまった場合、就業促進定着手当を受け取ることで、給料の減少分を補填することができます。
この手当は、給料の減少分を補填するために設けられており、再就職手当と併せて受け取ることが可能です。
就業促進定着手当の申請は、再就職から6か月目にハローワークから送付される申請書に必要書類を添えて行います。申請期限は、再就職から6か月を経過した日の翌日から2か月以内です。
早期再就職で、経済的な負担を軽減しよう
再就職手当は早期に再就職することで、より多くの金額を受け取ることができる手当です。
また、就業促進定着手当と併せて受け取ることで、経済的な負担を大きく軽減することができます。
再就職を考えている人は、早期に行動することで、経済的な未来を大きく左右することになるでしょう。
再就職が決まった場合の手続き
再就職が決まったら、まずハローワークに報告しましょう。ハロー枠への報告は、内定が出た時点でする必要はありません。入社の意思が固まり、入社日が確定してからです。
内定を報告したからといって、すぐにその報告の日をもって基本手当が打ち切りになることはありません。
失業手当の支給は、就職内定日を基準にするわけではなく、原則として入社日の前日まで支給されることになっています。
就職が決まったら、ハローワークで手続き
就職が決まった場合には、ハローワークで手続きを行わないといけません。
受給資格者のしおりについている採用証明書に就職先からの証明をもらい、受給資格者書と失業認定申告書を添付して提出します。
その際には印鑑を持参するようにしてください。この日が最後の失業認定日となり、入社日の前日までの失業手当をもらうことができます。